ブラジリアン柔術の試合に初めて挑む際に準備しておきたいこと
来月いよいよ初めての試合に挑む白帯さんが練習仲間にいるので、その方へのエールも込めて「初めてのブラジリアン柔術の試合」までに準備しておきたいことをまとめてみました。
自分の初試合での反省点なども考慮してあるので、これから試合に挑む方々の参考にしていただけると嬉しいです。
自分のミッションを決めておく
勝ち負けではなく「これだけは試合で試したい」というミッションをあらかじめ決めておきましょう。デビュー戦は自分の少ない選択肢の中から、いかに自分の勝ちパターンを作るかが大切なので、あらかじめ考えておいた仮説(こうするば勝てるだろう)を検証する場だと思うくらいでちょうど良い気がします。
たいていの人は緊張でガチガチの状態になるようですが、練習の延長くらいに思っていれば普段通りの感覚で動けると思います。
前日までに持ち物を準備しておく
試合当日は朝の早い時間に出発することが多いので、なるべく前日の夜までに必要な持ち物は準備しておきます。階級別の試合の場合は前日に体重を計っておいて、食べても計量オーバーにならない食事を用意しておくと良いです。
- 朝食(計量オーバーにならないもの)
- 身分証明書・IDカード(試合で必要なものを用意)
- 試合のエントリー料
- スポーツドリンク
- エネルギー補給できるもの(ウィダーインゼリー・バナナなど)
- 予備の柔術着(試合中に破れたり、道着チェックにパスできなかった場合用)
- カメラ or スマートフォン(試合の動画や表彰台の写真用)
- マッサージガン
価格¥1,404 (¥3 / グラム)
順位3,827位
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試合で使いそうな技のおさらいをしておく
ある程度長く柔術をやっていれば、試合の1週間前から完全休養してフィジカルのコンディションを優先することもできますが、始めて数ヶ月程度の白帯にとって1週間のブランクはとても大きいので、いろいろな技の手順などを忘れてしまいます。直前まで試合で使いそうなテクニックはおさらいしておいたほうが良いと思います。
私が初試合で思ったのは「練習で自信をもって使える技しか、試合では全く使えない」ということ。よほどのセンスがない限り試合の本番で、あまり練習したことのない技が決まったりはしないです。
道場の先輩にセコンドや応援に来てもらえるようお願いしておく
応援席が近い試合会場だと、セコンドや応援の声がすごく耳に入ってきて、それが相手の声援ばかりだと結構やりづらさを感じたりします。もしできることであれば、道場の先輩にセコンドをお願いしておくと良いです。
まだ初心者でセコンドの指示通りに動くことは難しくても、声援があるだけで救われた気持ちになったり、勝った時には喜びが倍増したりします。
あと、家族や友達に応援に来てもらうと余計なプレッシャーがかかるので、しっかり自分の試合ができる実力をつけてからのほうが良いように思います。試合数が多いと待ち時間が長かったりもするので、そのあたりの段取りも読めるくらいになってからがオススメです。
試合のルールを確認しておく
試合までにルールをしっかりと確認しておきましょう。反則や審判のコールについては必ず覚えておいたほうが良いと思います。
ちなみに私は「極めてしまうか、相手に何もさせなければいい」くらいに思っているので、あまりポイントのことは覚えていない状態で試合してました(笑)
前日にしっかり睡眠をとれるよう段取りを決めておく
「質の良い睡眠を確保すること」も試合の一部だと思います。前日の夜は、試合のことを考えると眠れなくなってしまったりするので、事前に段取りを決めておくと良いと思います。
パソコンやスマートフォンなどのブルーライトは睡眠の質を低下させるので、睡眠の1時間前には閲覧しないように気をつけましょう。また、アドレナリンや緊張は睡眠の妨げになるので、柔術の情報を全く見ない・考えない状態で寝るのが良いと思います。入浴も寝る直前だと寝つきが悪くなるので、睡眠の1〜2時間前には済ませておきましょう。
また、試合が続くと予想以上に手足が疲労でパンパンになったりするので、マッサージガンを用意しておくと良いです。マッサージガンはいろいろ種類がありますが、整骨院の施術でも使われたりしているHypervoltのシリーズがオススメです。
まとめ
試合とは自分の上達を確認する場所なので、「自分の課題を見つけにきた」くらいの気持ちで挑めば、意外と結果はついてくるものです。どんな結果になったとしても、忙しい仕事や学業の合間に必死で練習をして、万全を期して試合に挑んだプロセスのなかに必ずステップアップへの課題も見つかるはずです。それは全力で試合に挑んだ人しか得ることができない素晴らしい経験値です。まさに、挑戦なくして得るものなしです!
プロフィール
必須の技術を忘れないために
ブラジリアン柔術などの寝技の攻防で必須の技術の1つに「えび」というムーブがあります。えびのように身体を曲げ伸ばしして、下からのポジショニング調整に使うのですが、初心者はおろそかにしがち。
そんな基本ムーブを忘れないよう、普段から刺繍グッズを身につけるのはおすすめです!