ズバッと解決!お悩み相談室:長期ブランクからの復帰について

柔術イラストレーションがお悩みにズバッと答える連載の第4回。今回は、柔術 紫帯(40代/男)のかたからの相談。

近所に格闘技ジムがオープンし、BJJのクラスも行われています。
ビジターでグラップリングのクラスを体験させてもらったところとても楽しく、入会を検討しています。
そこで「お悩み」相談をさせていだきます。

私は以前紫帯を取ったものの、10年以上のブランクがあります。
青帯では試合に出ていましたが紫帯を取得して以降は仕事も忙しく、あまり練習もできていませんでした。
当時の先生は「仕事しつつも地道にジムに通う」私を評価して帯を出してくれたものだと思っています。

いわゆる「バリバリの紫帯」ではありません

その上、ジムを退会する原因となった肩のケガ・手術・後遺症、そしてその後の運動不足もあり、紫帯の実力はまったくありません。もとの強さに戻れる気がしないですし、入会したとしても週1回、軽く体を動かすだけだと思います。

前置きが長くなったのですが、私は何帯を巻いてクラスに臨めばよいのでしょうか?

「気にせず紫帯を巻け」というのが正しいと思うのですが、メタボで虚弱なおっさんが紫帯を巻いているというのはなんとも恥ずかしく、また本気で色帯を目指す人に申し訳ない気がしていしまいます。

また、長期のブランクがある中年が新たにBJJを始める際に気を付けるべきことなどがあれば、ご教示いただけると嬉しいです。

(柔術 紫帯/40代/男)
TUNETOMO

こんにちは!
いつもブログをご贔屓にしてただき誠にありがとうございます!さっそく質問にズバッとお答えしますね!!

長期ブランクからの復帰について

私は何帯を巻いてクラスに臨めばよいのでしょうか?

1つ目の質問
TUNETOMO

ケガなどで10年以上のブランクがあるとのことですが、練習を継続していれば、割とすぐに昔の練習していた頃の感覚は戻ってきます。

それから帯の件ですが、自分だったら紫帯を巻きますね。

周囲には「10年くらいブランクあるから実力は白帯レベルなので!」「自分は、なんちゃって紫帯なので」・・・などと自虐ネタで笑いをとりながら、事情を周囲に伝えて初心者に混ざって練習すると思います。

「帯は人からもらうもの。実力は自分でつけるもの。あとは自分でがんばれ」

サイレント柔術&墨田サンボクラブ 綿引 竹春
TUNETOMO

上記は、私が自主練習会を定期開催していた頃にお世話になっていたサイレント柔術の綿引先生がおっしゃっていて印象に残っている言葉なのですが、「実力とは自分でつけるもの」です。

私も常に意識していることなのですが、自分が帯色に相応しい実力になることを目標にして取り組んでみてはいかがでしょうか。

その気持ちが伝われば、きっと周囲も応援してくれると思います。

長期ブランクで気をつけるべきこと

長期のブランクがある中年が新たにBJJを始める際に気を付けるべきこと

2つ目の質問
TUNETOMO

長期ブランクがあって気をつけるべきことは、「ケガ」だと思います。復帰した最初の1年くらいは練習強度に身体が対応できず、とてもケガをしやすいと思います。

そのため、「むかし肩のケガで柔術を引退したんですよね」などと周囲の理解を得ながら、ゆっくり丁寧な動きを心がけて練習すると良いと思います。

あと、ケガの予防も兼ねてフィジカルも鍛えるのはオススメですよ!

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ケガの予防だったり、少ない練習量で気をつけることについては以下の記事にまとめています

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    プロフィール

    TUNETOMO 取材・文/イラスト

    柔術紫帯。柔道黒帯。上級ウェブ解析士。デジタルマーケティングによるWeb戦略提案とUI/UXディレクションが専門分野。柔術とイラストレーションと洋服が好きすぎて、オリジナルのアパレルSHOPまで作ってしまった。

    ギロチンチョークの刺繍が人気です

    ギロチンチョーク

    「ギロチンチョーク」はブラジリアン柔術などの寝技の練習をしている人なら、誰でも1度は練習したことがありますよね。私も好きな極め技の1つです。