マスター世代の柔術家に効果的なコンディション維持法

年齢を重ねるうちに実感するのは、しっかり睡眠を取らないと明らかにパフォーマンスが落ちるということです。50歳を過ぎると、徹夜や夜更かしのダメージが翌々日あたりまで残ってしまい、本来の実力が発揮できなくなってしまいます。

そのため、「睡眠の量と質の確保」が生活のなかで最優先事項になっているのですが、その取り組みで効果的だったものをまとめてみました。

睡眠について

睡眠

睡眠の量と質が確保できないと発揮できるパフォーマンスが落ちてしまうので、いろいろなアイテムを使って工夫しています。

Yakult 1000

夜遅い時間まで仕事や練習などして目が冴えてしまい、なかなか眠れなくて翌日のパフォーマンスに影響がでそうな時に飲むために、Yakut 1000を冷蔵庫に常備しています。ずっと入手困難だったのですが、最近だいぶ入手しやすくなってきました。これを飲むと睡眠の質が明らかに改善します。

低反発マットレス

低反発マットレスの「トゥルースリーパー」は30代になって以降ずっとリピート買いしてます。敷布団やマットレスの上に置くだけで、睡眠の質が向上します。とくに、肩甲骨から骨盤にかけてのアーチの形状を保ったまま、ちょうど良い感じで体圧が分散されるので腰痛の方には最適だと思います。

以前は、朝起きて「なんか背中が痛い・・・」ということがよくあったのですが、このマットレスを買ってからそういうのは無くなりました。旅行などで外泊する際にも持参したいと思ってしまうほどお気に入りです。だいたい5年くらいで買い替えしています。

価格が2万円前後なので、マットレスの復元力が落ちた際にリピート買いしやすいです。

枕はずっとオーダーメイドで検討していたのですが、オーダーメイドと比べても遜色のない快適さがあるのでこのパイプ枕を愛用しています。価格も5000円以下で、とてもリーズナブルです。

首や肩の不調の原因が「枕の高さ」や「寝ている姿勢」にあることに気がついて、いろいろ枕を試したのですが、自分で枕の高さを調整できて通気性が良く、丸洗いができてメンテナンスも簡単なこの枕はとてもオススメです。

運動について

運動

マスター世代は病気やケガからの治癒力・回復力が衰えてくるので、まず予防することが大切です。

初動負荷トレーニング

高頻度で柔術の練習をやっていた頃はケガが多く、治療しても「ちょっと治ったかな?」と思った頃にまた再発したりしていたので「柔術を継続している限り、ケガの完治は難しいかな?」と思っていたのですが、コロナ禍で初動負荷トレーニング中心の運動メニューに変更して以降、ものすごくコンディションが良いです。

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帯状疱疹の予防

会社で1ヶ月の長期休暇を取った際、柔術の練習を毎日やっていたら半月くらいで帯状疱疹を発症してしまいました。50歳以上になると疲労やストレスで免疫力が低下してウイルスが活性化しやすくなるらしく、練習スケジュールの詰め込み過ぎには気をつけたほうが良いです。

帯状疱疹は発症すると尋常じゃない辛さ(焼けるような激しい痛みで眠れない)で、重症化すると入院治療も必要になります。対処が早くても約1ヶ月くらいは練習に参加できなくなります。

日常生活にも深刻な影響を及ぼすので、50歳になったら予防接種をしておくと安心かもしれません。

食事について

食事

食事は「糖化」が促進される食べ物をなるべく避けると、健康維持と老化の進行防止になります。

血糖値スパイクの予防

もともと体重をキープするために、食事の際は「汁物→食物繊維→タンパク質→炭水化物」の順で食べるようにして、急激に糖質が摂取されないよう気をつけていたのですが、50歳を過ぎたあたりから昼食後に血糖値スパイクのような症状で、眠気やだるさ・頭痛などによりパフォーマンスが明らかに落ちることが増えてきました。

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いろいろ調べてみたところ、体調が悪くなるのは「炭水化物を食べ過ぎたタイミング」だったのですが、少し多めに食べた炭水化物に含まれる「糖質」と「体内のタンパク質」が結びつくことで「AGE(最終糖化産物)」という物質が蓄積されるということも分かりました。

昼食は肉を焼いたり揚げ物を食べることが多かったのですが、「揚げる」「焼く」「炒める」などの高温で調理した料理ほどAGEが多くなります。食後に飲んでいた「清涼飲料水」も良くなかったようです。

 そのため、なるべく「煮る」「茹でる」などの調理方法を選択することにして、食後は糖質を含まない緑茶を飲むようにしています。それから、食後15分くらい経ってから軽い負荷での運動を20〜30分くらいするのも効果的です。

糖化による疲労の予防

糖化の原因となる「余分な糖」を代謝させるサプリメントがあるので、活用してみても良いかもしれません。

まとめ

昨年は仕事環境の変化や猛暑の影響で夜あまり熟睡できず、7〜9月頃まで体調不良や集中力の低下でパフォーマンスがかなり落ちていたのですが、糖化を気をつけるようになってから症状が改善しています。コンディションが良くなってきたので、ずっと落としていた柔術の練習頻度を少しずつ上げていこうかなと思ってます。

マスター世代になっても若者を得意のギロチンチョークでガンガン極めまくるジョシュ・ヒンガー選手みたいに、年齢を重ねてもずっと活躍したいですねー🥋

プロフィール

TUNETOMO 取材・文/イラスト

柔術紫帯。柔道黒帯。上級ウェブ解析士。デジタルマーケティングによるWeb戦略提案とUI/UXディレクションが専門分野。柔術とイラストレーションと洋服が好きすぎて、オリジナルのアパレルSHOPまで作ってしまった。

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