ストライプル早稲田ヒルマ道場 ベーシックセミナー「クローズド」に参加してきました

毎月恒例の晝間先生のベーシックセミナーに参加してきました。今回のテーマは「クローズド」。連休最終日の夕方開催でしたが、ストライプル3支部の常連メンバーから茶帯〜青帯+白帯(通称:チャンピオン※)が集合しました。

初試合にもかかわらず、いきなり優勝したヒルマ道場Sさんの愛称

セミナー内容について

今回は「クローズド」がテーマ。クローズド・ガードといえば今春、伊東元喜選手のセミナーで学んできたばかりなのですが、体格や得意技との連携の違いからなのか晝間先生のアプローチは伊東選手のクローズドと意識するポイントが違っていたりして、どちらも用途に応じて使っていけそうな感じがしました。

特色としてはクローズド・ガードのすごくベーシックな技術の細かいコツから、シンプルで簡単そうに見えるけどタイミングが難して超高度なテクニックまで盛りだくさんの内容でした。

今回やったこと

  • 十字絞め各種
  • 小手絞り
  • 崩し
  • リバースキムラ
  • バックテイク
  • 巴スイープ
  • ハーフランバージャック
  • ペンデュラムスイープ
  • 挟むスイープ

今回の内容ではないですが、晝間先生のオリジナル技の映像がYoutubeで見れるので紹介させていただきます。

足で極めるコムロック?「突っ込み極め」

フリースパー

今回はフリースパーの時間に、恒例の「ストライプル取手 山本さんのお悩み解消コーナー」で受けを担当して一緒にテクニックを教えていただきました。彼は参加するたびにユニークなお悩みを晝間先生にぶつけてきます。今回は「こんなシチュエーションから横三角絞めに入りたいけど極まらなくて困っている」というお悩み解決でした。

その後、残りの時間はセミナーで習ったことの復習の時間に使いました。必ずしもスパーをやらなくても大丈夫なのでケガをしている方や初心者も安心です。

腱引き

大森先生に首を中心に施術していただきました。道場の練習で強引に力任せのギロチンチョークをかけられて頚椎を負傷していたのですが、先生のおかげでかなり可動域が正常になりました。これで安心して練習できそうです。

「腱引き」とは伝統的な柔術家に伝わる故障を治すための治療法や身体調整法・救命法なのですが、定期的な身体のメンテナンスが目的でスポーツ関係のリピーターも多く通っているそうです。四十肩・ぎっくり腰・寝違いなどの首の負傷の改善も得意だそうです。

まとめ

ストライプルには「武術は団体戦」という言葉があって、以下はヒルマ道場の壁などにひっそりと貼ってある言葉の一部です。

・一番がいたらそいつがいかに一番下の奴を自分のところに上げるか。武術は団体戦なんです。

・団体戦だから、武術はいかに全員強くなるか。怪我しないでね。

・武術では一番初めに奥義が隠されていると言われている。学びが進むとただの基本と勘違いしたりする。基本には総てが詰っている。

・時代に合わせた使い方は基本が一番大切になる。基本をおろそかにしないで基本に工夫を加えると良いと思うのです。

平直行先生の武術のあり方を表した言葉から引用

こういう理念から「ストライプルの実力の底上げ」という目的が根底にあるので、ベーシックセミナーは毎回趣向をこらした出し惜しみない内容にもかかわらず、定期的に通いやすいリーズナブルな価格設定になっているのだと思います。そこが他の柔術セミナーと大きく違うところ。もちろん他のアカデミーの方も参加可能です。

武術としての柔術

ストライプルは武術を学ぶことで、健康で自由な体を手に入れることを目指しています。この平先生の試合、かなり古い映像ですが完全にバーリ・トゥードを意識したグレイシー柔術の技術ですね。

平直行先生の試合(1995年)

平直行 リアルファイト柔術 [DVD]

価格¥2,500

順位222,268位

出演平直行

発行クエスト

発売日2003年3月18日

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プロフィール

TUNETOMO 取材・文/イラスト

柔術紫帯。柔道黒帯。上級ウェブ解析士。デジタルマーケティングによるWeb戦略提案とUI/UXディレクションが専門分野。柔術とイラストレーションと洋服が好きすぎて、オリジナルのアパレルSHOPまで作ってしまった。

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