柔術愛好家のご自宅探訪
自宅の部屋って、住んでいる人の個性が滲み出ていたりしますよね。
柔術愛好家の方々には、さまざまな立場や職業の人たちがいて、いろいろな柔術との向き合い方があったりすると思うのですが、そんな中でも「あの人って、どんな部屋に住んでいるんだろう??」という面白そうな方々の自宅におじゃましてみようというこの企画。
今回は「こんな感じの記事になります」というサンプルがてら、うちの自宅を紹介したいと思います!
この部屋の住人
TUNETOMO
職業:Webディレクター
プロフィール
大学卒業後、アパレルショップで店長・エリアマネージャーを経験。30代からクリエイティブ業界に転職し、デザイン会社やWeb制作会社にてWebサイトの企画提案・情報設計・ディレクション・デザイン・フロントエンド開発・CMS実装などを担当。
現在は練習環境や仕事・家庭の都合で練習量を減らしており、すっかり柔術ライト層になったつもりだったが、なぜか練習仲間から「道場唯一のガチ勢」と言われている。プライベートでJiu-jitsu illustrationを運営。
柔術を知ったきっかけ
柔術との出会いはやっぱりUFCですね。1993〜1994年のUFC1〜4でのホイス・グレイシーの活躍により知りました。総合格闘技の技術体系がまだ確立していない黎明期に、空手・キックボクシング・プロレスなどのトップレベルの選手を次々とサブミッションで極めて勝つ姿を見て「寝技ってこんなに強いんだ!」と衝撃を受けました。
その後、2005年頃に働いていた会社の通勤ルートの途中に「ブラジリアン柔術」と書かれた道場らしきものがあって、ちょっと興味が湧いたのでインターネットでブラジリアン柔術について検索してみたりして。
それで柔術世界選手権などの試合動画をいくつか観たのですが、「立技の攻防が素人っぽい」「寝技のレベルもそれほど高くない(誤解です)」という柔道経験者にありがちな感想を持ち、その10年後に柔術道場で練習を開始。
あの時、誰の試合を観ていたのだろう??・・・と、今になって思います。
関連する記事
アパレル ×クリエイティブ ×柔術の部屋
この部屋は自分の仕事部屋ですが、「Jiu-jitu illstrationのアトリエ」という位置付けにしていて、入り口の扉にオリジナルの木製プレートをつけてます。
ここ数年ずっとリモートワークになっているので、平日はこの自宅のワークスペースで会社の仕事をしていて、週末はJiu-jitsu illstration関連の作業をしていたりします。
ワークスペースの頭上にある棚は、仕事等で活用することが多い本でまとめています。
30歳まではアパレル関係。それ以降は広告・クリエイティブ系の仕事をしているので、部屋の中はそれらと柔術や格闘技グッズが混ざりあってます。ボクシンググローブがあったり、帽子・靴・楽器・ヘルメットなどを壁面収納していたりします。
本棚には漫画、小説、旅行関係の本、ファッション誌、家族のアルバム、尊敬するアートディレクターさんの作品集などを収納。ここ数年で「残りの人生でもう読むことはないだろう」と思った分野の本はほぼ処分したので、かなり数が減りました。
ソファーには自作の打ち込み練習用ダミー人形が鎮座していて、いつでも打ち込み練習ができるようになってます。
こちら側の壁は、自分で描いたイラストレーションやお気に入りのイラストレーターさんの作品、優勝メダルや資格証明書などを飾って、ギャラリーっぽくしてます。
それから、右側のスチール棚はイラストレーション・写真・デザイン・Web制作関連の本。左側の棚は教則DVDやお気に入りの本でまとめていて、棚の横には柔術の帯やトレーニング用のゴムチューブが吊ってあります。
柔術衣のこだわりについて教えてください。
最初に買った柔術衣がScrambleで、以降もずっとScrambleを買ってます。全部で6着持ってますが、サイズ感などの都合で実際に使っているのは3着だけ。たぶん、柔術愛好家の中では少ないほうだと思います。
とくにScramble のAthlete2がお気に入りですが、最近のルール変更によりJBJJFの道着チェックの基準をクリアできなくなっているようです。
どんな教則動画を持ってますか?
青帯の頃までは国内や海外の教則DVDをよく購入してました。お気に入りは海外メジャーレーベルであるBJJ fanaticsから、日本の選手として初めて発売された岩崎正寛さんのハーフガード教則 The Far East Half Guard(全編 英語)。ISAMIの在庫処分セールで入手したのですが、店頭販売時の宣伝ポップ付き。
あらためて数えてみたら教則DVDは約20本、オンライン教則動画も20本弱でした。しかし、よほどの強いモチベーションがない限りDVDのほうを観ることはなくなってますね。
お気に入りの教則本を教えてください
これまで買った教則本でお気に入りは、トライフォースの早川光由先生の「ブラジリアン柔術教則本」、中井祐樹先生の「新バイタル柔術」、そして大賀幹夫先生の「大賀式 柔術上達論」の3冊です。
私が持ってる柔術上達論は大賀先生のサイン入りで、「難難汝を玉にす」というメッセージ付きです。この言葉には「多くの困難を乗り越えてこそ、人は成長し大成する」という意味があり、眺めるたびに励みになります。
ちなみに、新バイタル柔術も中井先生のサイン本です。
あと2013年に出版された「青木真也の柔道&柔術入門」もかなりの良書。タイトルに「入門」と書いてありますが決して初歩的な内容ではなく、当時の青木選手の道着ありでの技術体系をまとめたような本。他の教則本ではあまり見たことのないような技術や考え方が紹介されていたりして面白いです。
愛用してるサプリメントを教えてください
サプリメントだと、最近はイヌリンがお気に入り。食後の血糖値の上昇の抑制と、腸内フローラの改善が目的ですが、飲み始めてからすごく調子が良いです。毎朝小さじ2杯半をお湯に混ぜて飲んでます。
愛用してるトレーニンググッズを教えてください
ブルガリアンサンドバッグの12kgが仕事部屋に置いてあって、仕事の合間でたまにトレーニングしてます。
柔術関連のお宝アイテムを見せてください
1990年代のUSA製 GRACIE GEARのTシャツを色違いで2枚持ってます。初期のUFCでホイス・グレイシーの活躍によりグレイシー柔術に注目が集まって、BEAMSなどのセレクトショップやアメ横のインポートショップの店頭に柔術アパレルが置いてあった時期(1990年代後半くらい)があるのですが、その頃に購入したもの。自分以外でまだ持ってる人っているのかな??
MY FAVORITE THINGS
「帯を結んだ時の見え方と結びやすさに拘った」というONEHUNDRED ATHLETICオリジナルの柔術帯。たしかに結び目がいい感じになるので、ちょっと練習のモチベーションがあがります。
必須の技術を忘れないために
ブラジリアン柔術などの寝技の攻防で必須の技術の1つに「えび」というムーブがあります。えびのように身体を曲げ伸ばしして、下からのポジショニング調整に使うのですが、初心者はおろそかにしがち。
そんな基本ムーブを忘れないよう、普段から刺繍グッズを身につけるのはおすすめです!