スクーターに乗った「連続ひったくり犯」を撃退した簡単なテクニック
なんと自宅の近所で頻発していた連続ひったくり犯と帰宅中に遭遇してしまったのですが、割と簡単に撃退できたので、今回はひったくり犯の狙いや対処方法などを紹介させていただきます。
原付スクーターに乗って、夜道を歩く人のカバンをひったくるという手口だったのですが、犯人は明らかにターゲットを絞ってカバンを強奪する戦略をもっていました。そこには「なるほど」という部分もあったのですが、相手の狙いが分かれば対処方法はものすごく簡単です。
ひったくり犯が狙っているターゲット像
ひったくり犯は以下の条件の人を狙って、暗がりでスクーターのライトを消して待ち伏せをしていました。
- 人通りが少ない暗い道を1人で歩いている
- ショルダーバッグやトートバックなど、肩から掛けるタイプのカバンを持っている
- 反撃されるリスクがなさそうな女性や高齢者
私はこの1と2の条件を満たしていました。犯人が誤算だったのは、ハット帽を被りアロハ柄の派手なトートバックを私が肩から下げて歩いているのが「屈強な柔術家の男性」だったということ。暗がりで待ち伏せしていた犯人には、おそらく遠目からでは私が女性に見えたのでしょう。
ひったくり犯の戦略
ひったくり犯は、暗がりから遠目にターゲットを確認してからエンジンをかけてターゲットめがけて突進。10〜20m手前からライトをハイビームに切り替て目潰しをして、相手が固まってバッグを握る手が緩んだタイミングでバッグを引っ張りながら横をすり抜けて逃げるという戦略のようでした。
武道でも技をきめるには「崩し・作り・掛け・極め」というプロセスが大事ですが、「崩し(ハイビーム)」「作り(バッグに手をかける)」「掛け・極め(スクーターのパワーで引っ張り、逃げる)」という型を持っているようです。こういう相手にはまず、「崩させない」ということが重要です。
ひったくり犯の戦略への対処法
「ハイビームでの崩し」が失敗すると、そのまま直進では相手と衝突してしまうのでスクーターをギリギリのところで急旋回させる必要があります。そのため、目潰しをされずに相手の動きを把握し続ける対処ができれば、ほぼ相手の戦略を無効化できます。コツはライトを直視しないよう斜め下を向きながら、うっすら上目で相手の動きを把握すること。それからバッグをしっかり腕で抱えておくことです。
ひったくり犯は私へのハイビーム攻撃を急旋回しながら何度か試みたものの、全く動じずバッグをしっかりを抱えて前進してくる姿を見て「これは無理だ」と断念したようです。そのため、私の後ろから歩いてきていた女性にターゲットを変更しました。
この時点では相手がひったくり犯だという認識はなくて、自分の目の前で突進と急旋回を繰り返すスクーターを見て「この人は何がしたいのだろう?」と思って観察していたのですが、後ろから来ていた女性を同じ手口で襲う姿を見ていて「こいつが噂の連続ひったくり犯か」と確信。その場に足を止めて様子を見ていたら、女性が助けを求めるように私の背後に駆け寄ってきました。
それでも構わずスクーターがこちらへ突進してくるので「これはやるしかないな」と腹をきめ、相手の正面に立ってプレッシャーをかけ、射程距離が長い「サイドキック」を相手のスクーターが次に目の前で旋回するタイミングで全体重を乗せて側面にぶち込み、転倒したところへ追撃をかけてKOして警察に逮捕してもらうという作戦を思いつきました。
しかし、覚悟をきめたこちらの気迫に怯んだのか、相手はアクセルをふかして遠目の距離で急旋回して逃げていきました。そして後ろを振り返ると、守ってあげた女性も何事もなかったかのように無言で走って逃げていきました・・・(苦笑)
まとめ
ひとつ覚えておいたほうがいいのは、トートバックなどの肩にかけるタイプのカバンを持つ場合は、スクーターの通り抜けが難しい側にかばんを持つということ。それだけで、未然に相手のやりたいことを潰すことになります。
ひったくり犯が単独の場合、右手はアクセルを握っているため離せないので、相手の右側にポジショニングされるとカバンを掴めないという弱点があります。ゆえに、「道の左端」を「カバンを左側の肩」にかけて歩いている相手はターゲットになりずらいです。
今回は女性が襲われていて危険だったので抗戦しましたが、何が起きるか想定が難しいノールールでの戦いはリスクが大きすぎるので、よほどの事情がない限り深追いはしないほうが良いと思います。
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