SUUNTO レガッタ(白)の黄ばみを除去
10年ほど前に購入したSUUNTO レガッタ(白)を久しぶりに着けてみようとケースから取り出してみたところ、あんなに白かったレガッタが黄ばんでクリーム色になっていました。日光に当たらない場所に保管していたので不思議に思い、いろいろと調べてみたところ、プラスチックには「暗所黄変」と呼ばれる現象があるようです。素材に含まれている酸化防止剤が、時間とともに変質して黄変をきたすのが原因のようです。
その黄ばんだ部分は、過酸化水素水に漂白活性化剤を加えた液体をかけて紫外線に当てること脱色できるということも分かったので実際に試してみました。
※ちなみに上の写真は、脱色前の状態を記憶を元にレタッチで再現したイメージ写真です。
用意したもの
- ワイドハイターEXパワー
- キッチンペーパー
家にあったワイドハイターEXパワーの成分に、過酸化水素水と漂白活性化剤が含まれていることを確認。これを黄ばんだ部分にかけて、紫外線にあてて脱色します。
手順1:キッチンペーパーにワイドハイターEXパワーの液体を染み込ませる
SUUNTOのレガッタの防水性能は30mですが、液体を貯めた容器に入れてダイレクトに浸すのは故障のリスクが高いので、キッチンペーパーに液体をよく染み込ませます。
手順2:本体をキッチンペーパーで包む
黄ばんだ部分にしっかりと液体があたるよう気をつけながら、キッチンペーパーでレガッタを包みます。
手順3:紫外線がよくあたる場所に置く
紫外線がよくあたる場所に置いておきます。こまめに乾燥したら液体を補充しながら、よく日の当たる窓のそばに3日ほど置いておきました。紫外線のあたる角度なども考えて、時々角度を変えたりしました。この設置方法だと、特に下側があたりにくいので上下を入れ替えたりもしています。
手順4:仕上げ
3日でかなり白くなったので、仕上げとして今度は直接ボディに液体を塗った状態で2日ほど同じ場所に設置してみました。日焼けによるロゴなどの文字の退色リスクも考えましたが、より白くさせることを優先しました。
結果
結果として、1週間でかなり新品の頃の状態に戻りました。この方法を使えば、経年劣化で黄ばんでしまった白やスケルトンカラーのG-SHOCKなども、新品の頃のような状態に蘇らせることもできるかもしれません。
あと補足です。今回は自分で修理しましたが、もしかしたらSUUNTO公式サイトで有償サポートを受けることもできるかもしれません。また、ストラップを交換したい場合はAmazonから簡単に入手できるようです。
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発行スント(SUUNTO)
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